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アメックスのポイントは、ANA・JALを含む提携航空会社13社のマイルやポイントへ直接移行できます。ただし、同じポイント数でも移行先、メンバーシップ・リワード・プラスの登録状況、カードの種類によって受け取れるマイル数は異なります。
先に特典航空券の空席と必要マイル数を確認し、交換レート、参加費、移行上限、有効期限を比べてから移行先を決めるのが基本です。マイルの価値は使い道で変わるため、交換レートだけで「最も得」と判断しないようにしましょう。
先にわかる結論
- 国内で使いやすさを重視するなら、ANAとJALの必要マイル数・空席・費用を比較する
- 海外路線や提携便も含めるなら、Aviosや海外航空会社のプログラムも候補になる
- 移行後は原則として元のポイントへ戻せないため、航空券を確保できる見込みを確認してから移行する
情報確認日:2026年7月25日。以下は主にメンバーシップ・リワード対象カードの一般的な条件です。提携カードや一部のカードは移行先・交換レートが異なります。
アメックスのマイル移行先と交換レートを比較
- 提携航空会社13社と選び方
- ANAマイルへの移行条件
- JALマイルへの直接移行
- 海外航空会社とAviosの特徴
- 交換レートと実質還元率の計算
- 移行上限・単位・反映日数の注意点
提携航空会社13社と選び方
アメリカン・エキスプレスの公式案内では、メンバーシップ・リワードの移行先は2026年6月時点で次の13社です。
| 比較グループ | 移行先 | 主な確認点 |
|---|---|---|
| 国内航空会社 | ANAマイレージクラブ、JALマイレージバンク | 国内線・国際線の必要マイル数、空席、参加費、上限 |
| Avios系 | カタール航空、ブリティッシュ・エアウェイズ | 自社便・提携便の特典枠、税金・手数料 |
| 欧州・中東 | SAS、エミレーツ航空、エールフランスKLM | 目的地、変動制の必要マイル、移行受付状況 |
| アジア・オセアニア | カンタス航空、キャセイ、シンガポール航空、タイ航空 | 日本発着路線、提携便、反映日数 |
| 北米・その他 | デルタ航空、ヴァージンアトランティック航空 | 必要ポイント、提携便、諸税・手数料 |
移行先は「交換レートが高い順」ではなく、実際に取りたい航空券があるかで絞ります。同じ区間でもプログラムごとに必要マイル数、特典枠、燃油特別付加運賃などが異なるからです。
なお、公式カタログではエミレーツ航空へのポイント移行がシステム改修のため休止中と案内されています。提携先一覧に掲載されていても、申請時点の受付状況を必ず確認してください。
ANAマイルへの移行条件
ANAマイレージクラブは、メンバーシップ・リワード・プラス登録済みなら1,000ポイント=1,000マイル、未登録なら2,000ポイント=1,000マイルです。年間移行上限は登録状況にかかわらず、1月から12月の通算で40,000マイルです。
| 項目 | プラス登録済み | プラス未登録 |
|---|---|---|
| 交換レート | 1,000ポイント=1,000マイル | 2,000ポイント=1,000マイル |
| 年4万マイルに必要なポイント | 40,000ポイント | 80,000ポイント |
| 年間上限 | 40,000マイル | 40,000マイル |
一般の対象カードからANAへ移行するには、メンバーシップ・リワード ANAコースの年間参加費5,500円(税込)が別途必要です。プラチナ・カードなど公式が指定する一部カードは無料です。メンバーシップ・リワード・プラスの年間参加費3,300円(税込)とは別制度なので、両方が有料となるカードでは合計費用も比較してください。
ANAだけを詳しく調べたい場合は、既存のANAマイル移行日数の解説も併せて確認できます。この記事では、他社を含む比較に範囲を限定します。
JALマイルへの直接移行
現在は、メンバーシップ・リワードのポイントをJALマイレージバンクへ直接移行できます。旧制度を前提に「JALへは直接移行できない」とする情報は現行条件と異なります。
公式規約では、メンバーシップ・リワード・プラス登録済みは2,500ポイント=1,000マイル、未登録は3,000ポイント=1,000マイルです。初回はJALマイレージバンクの会員番号登録が必要で、公式移行画面は初回の完了まで通常2週間と案内しています。
JALで先に確認すること
JAL便を利用したい場合でも、JALマイルへ移すのが常に最適とは限りません。必要マイル数、特典航空券の空席、諸税・手数料を確認し、JALへの直接移行とAviosなど提携便を予約できる別プログラムを同じ日程で比較します。
海外航空会社とAviosの特徴
ANA・JAL以外の提携航空パートナーは、メンバーシップ・リワード・プラス登録済みなら原則1,250ポイント=1,000マイルまたはポイント、未登録なら2,000ポイント=1,000マイルまたはポイントです。
ブリティッシュ・エアウェイズとカタール航空の移行先はAviosです。Aviosは自社便だけでなく提携航空会社の特典航空券に使える場合がありますが、予約できる便、必要Avios、税金・手数料はプログラムごとに異なります。目的地だけでなく、予約画面で希望日の便が表示されるかまで確認することが重要です。
海外航空会社では、必要マイル数が需要などで変動するプログラムもあります。また、移行後の有効期限や延長条件も同じではありません。日本語での手続きや変更・取消し対応を重視する人は、その使いやすさも交換レートと並べて判断しましょう。
交換レートと実質還元率の計算
一般的なメンバーシップ・リワード対象カードは、通常100円=1ポイントです。ただし、ポイント加算対象外や200円=1ポイントとなる利用があります。通常利用だけを前提にすると、100円利用当たりに移行できるマイル数は次のように計算できます。
| 移行先 | プラス登録済み | プラス未登録 |
|---|---|---|
| ANA | 100円=1マイル相当 | 100円=0.5マイル相当 |
| JAL | 100円=0.4マイル相当 | 100円=約0.33マイル相当 |
| その他提携航空パートナー | 100円=0.8マイル相当 | 100円=0.5マイル相当 |
たとえばJALのプラス登録済みは、100円で1ポイント貯まり、2,500ポイントで1,000マイルになるため、1÷2.5=0.4マイルです。ここで示すのは獲得マイル数であり、現金還元率ではありません。1マイルの価値は航空券の必要マイル数と現金価格で変わります。
ポイントの貯まり方や対象外取引は、アメックスポイントの総合解説で詳しく確認できます。
移行上限・単位・反映日数の注意点
ANAの年4万マイル上限は、カードを複数持っていても同一会員の年間通算で確認する必要があります。年末の初回申請は照合不一致などで翌年分として扱われる可能性があるため、公式案内の締切を確認して早めに手続きしてください。
初めて移行する提携航空会社は、事前にマイレージプログラムの会員番号が必要です。アメックス公式は初回移行を通常2週間、2回目以降は提携先ごとに異なると案内しています。個別画面にはANAは通常5営業日以内、JALは通常同日中などの目安が表示されますが、短縮は依頼できません。
空席がある状態でポイントを移行しても、反映までに特典枠がなくなる可能性があります。ポイント移行と航空券確保を同時にできる制度ではないため、所要日数を含めて計画しましょう。
アメックスのマイルを失敗なく使う手順と判断基準
- ポイントをマイルへ移行する手順
- 目的地と空席から移行先を決める
- メンバーシップ・リワード・プラスの損益分岐
- 10万ポイントを移行する場合の試算
- マイルが移行できないときの確認
- よくある質問
- 公式情報と更新時の確認点
ポイントをマイルへ移行する手順
- 希望便を調べる:航空会社の公式サイトで必要マイル数、特典枠、税金・手数料を確認する
- 移行先の会員番号を用意する:未加入なら航空会社のマイレージプログラムへ登録する
- 費用とレートを確認する:プラスやANAコースの登録状況、最小単位、年間上限を確認する
- アメックスへ移行先を登録する:オンライン・サービスのポイント移行画面で会員番号を登録する
- 必要分だけ申請する:端数と反映日数を確認し、使う見込みのある数量に抑える
- 反映後に予約する:航空会社側の残高を確認し、空席があれば特典航空券を確定する
移行後の取消しやアメックスポイントへの戻しは期待できません。先に大量移行してから使い道を探すより、目的を決めて必要分を動かすほうが失効や制度改定の影響を抑えられます。
目的地と空席から移行先を決める
おすすめの移行先は、利用者の目的で変わります。次の順序で比較すると、交換レートだけに偏りません。
- 希望日・出発地・目的地を決める
- 直行便と乗継便の許容範囲を決める
- 各プログラムで特典航空券の空席を検索する
- 必要マイル数に税金・手数料を加えて比較する
- アメックス側の必要ポイントと参加費を加える
- 変更・取消し条件とマイルの有効期限を確認する
同じ航空会社の便でも、自社マイルと提携先マイルで特典枠や必要数が異なる場合があります。候補を一つに決める前に、予約可能な画面まで進んで比較しましょう。移行先の考え方はマイル移行先の選び方でも整理しています。
メンバーシップ・リワード・プラスの損益分岐
メンバーシップ・リワード・プラスは年間3,300円(税込)で、対象カードでは無料または自動登録です。有料の場合は、移行レート改善で増えるマイルと年会費を比べます。
計算式は「損益分岐となる移行ポイント数=3,300円÷想定する1マイルの価値÷1ポイント当たりに増えるマイル」です。
仮に1マイル=1.5円と置くと、ANAでは1ポイント当たり0.5マイル増えるため、3,300÷1.5÷0.5=4,400ポイントが目安です。その他の提携航空パートナーは0.3マイル増えるため約7,334ポイント、JALは約0.067マイル増えるため約33,000ポイントです。
この試算は通常100円=1ポイント、交換レートだけを比較した編集上の例です。マイル価値、対象外利用、ポイント有効期限無期限化など他の特典は含みません。ANAコースが有料のカードでは、その5,500円も別に加算してください。
10万ポイントを移行する場合の試算
10万ポイントをすべて同じ日に移せるとは限りません。2026年7月25日時点の公式レートだけで単純計算すると、次のようになります。
| 移行先 | プラス登録済み | プラス未登録 |
|---|---|---|
| ANA | 年上限40,000マイルを40,000ポイントで移行し、60,000ポイント残る | 年上限40,000マイルを80,000ポイントで移行し、20,000ポイント残る |
| JAL | 40,000マイル | 99,000ポイントで33,000マイル、1,000ポイント残る |
| その他提携航空パートナー | 80,000マイルまたはポイント相当 | 50,000マイルまたはポイント相当 |
この表は交換可能な価値を保証するものではありません。移行単位、受付停止、カード別条件、移行先の上限があれば結果は変わります。10万ポイントの使い道を広く比べたい場合は、10万ポイントのマイル換算例も参考になります。
マイルが移行できないときの確認
- 移行先の氏名とアメックスの登録氏名が一致しているか
- マイレージプログラムの会員番号に入力誤りがないか
- 必要な最小ポイント数と移行単位を満たしているか
- ANAの年間移行上限に達していないか
- 対象カードが希望する移行先に対応しているか
- プラスやANAコースなど必要な登録が完了しているか
- 提携先が一時的に移行受付を休止していないか
- 初回登録の照合期間を過ぎているか
公式カタログには、アプリでエラーになる場合はウェブブラウザを試すよう案内があります。照合不一致や受付状況が原因の場合は、表示された案内に従い、アメックスまたは移行先の公式窓口で確認してください。
よくある質問
アメックスのポイントはJALマイルへ直接交換できますか
はい。2026年7月25日時点ではJALマイレージバンクが公式の直接移行先に含まれます。プラス登録済みは2,500ポイント=1,000マイル、未登録は3,000ポイント=1,000マイルです。
マイルへ移行するおすすめのタイミングはいつですか
希望便の必要マイル数と空席を確認し、移行期間を見込んで予約できる可能性が高いと判断した時です。移行後に空席がなくなる可能性は残るため、予定がない段階での大量移行は慎重に判断します。
アメックスのポイントに有効期限はありますか
通常は最大3年間ですが、一度ポイントをアイテムへ交換すると以後の有効期限が無期限になる案内があります。メンバーシップ・リワード・プラスへの登録でも無期限になります。自身の登録状況はオンライン・サービスで確認してください。
移行したマイルはアメックスのポイントへ戻せますか
戻せる前提で申請してはいけません。移行先、会員番号、必要数を確認し、使う見込みのある分だけ移行してください。
ANA・JAL・Aviosのどれが一番得ですか
一律には決まりません。希望便の必要マイル数、空席、税金・手数料、参加費、変更条件を同じ日程で比較した結果で判断します。
公式情報と更新時の確認点
この記事は、アメリカン・エキスプレス公式のマイル移行案内、ポイント移行提携パートナー、メンバーシップ・リワード・プラス、2026年4月2日現在のメンバーシップ・リワード規約を確認して作成しました。
提携先、交換レート、移行単位、上限、参加費、所要日数、受付状況は変更される可能性があります。実際に移行する直前に、アメックスのログイン後画面と航空会社公式サイトで再確認してください。
アメックスのマイル移行先を比較する総括
- アメックスの一般的なマイル移行先はANA・JALを含む13社である
- 移行先は交換レートより希望便の空席から選ぶのが基本である
- ANAはプラス登録済みなら1,000ポイント=1,000マイルである
- ANAへの年間移行上限は登録状況を問わず40,000マイルである
- ANAコースの参加費はプラスの参加費とは別制度である
- JALは現在メンバーシップ・リワードから直接移行できる
- JALのプラス登録済みレートは2,500ポイント=1,000マイルである
- その他提携航空パートナーの登録済みレートは原則1,250ポイント=1,000マイルである
- Aviosは必要数だけでなく提携便の空席と諸費用の比較が必要である
- 初回移行は会員番号の登録と照合に通常2週間を見込む必要がある
- 二回目以降の反映日数は移行先ごとに異なる
- 移行後にポイントへ戻せない前提で必要分だけ申請すべきである
- 10万ポイントはANAの年間上限により全量を一度に移せない
- 実質的な価値は必要マイル数と航空券価格の両方で決まる
- 申請直前にレート・上限・受付状況を公式画面で再確認するのが安全である

