アメックスはおすすめしない?他のカードと比較した結論

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アメックスおすすめしないと検索している人は、「本当にアメックスを選ぶべきなのか」を迷っている人が多いと思います。年会費が高いだけでなく、アメックスが使いにくい場面や、アメックスゴールドの評判が悪いという声を見て不安になっている方も多いのではないでしょうか。

確かに、アメックスは高級感やステータス性が魅力の一方で、年会費の高さや加盟店の少なさ、そして一部ではアメックスは見栄っ張りに見られるという印象がつきまとうこともあります。

また、SNSなどでアメックス高いだけとか、アメックス潰れるなんて噂を目にして不安に感じる人も少なくありません。ですが、実際のところはどうなのでしょうか。

本当にアメックスはおすすめしないカードなのか、それとも使い方次第で価値を発揮できるのか。この疑問を、実際のデータやユーザーの声をもとに丁寧に解き明かしていきます。

このページでは、アメックスの実態を冷静に分析し、「おすすめしない」と言われる理由をすべて明らかにしていきます。カード選びで失敗したくない方や、自分に合うクレジットカードを見極めたい方は、ぜひ最後まで読んでみてください。

◆記事のポイント
・アメックスをおすすめしない理由と本当の価値がわかる
・アメックスゴールドの評判が悪い背景を理解できる
・アメックスが高いだけと言われる理由と実情を知る
・自分にアメックスが向くかどうか判断できる

アメックスをおすすめしない理由

  • 年会費が高く元が取りにくい
  • 高いだけなのか
  • 使いにくい店舗事情
  • 見栄っ張りと思われる?
  • アメックスゴールドの評判は悪い?
  • 潰れる可能性を考える

年会費が高く元が取りにくい

アメックスカードの年会費は、他のクレジットカードと比べてもかなり高額な部類に入ります。ここ、気になりますよね。特に、アメックスの中でも有名なゴールドやプラチナ、さらにはマリオットボンヴォイアメックスなどを検討している人にとって、「年会費分の価値が本当にあるのか?」は、最初にチェックしておきたいポイントです。

まず、マリオットボンヴォイアメックスの場合、年会費は49,500円(税込)とされています。一般的なクレジットカードは年会費無料や、数千円程度のものも多いため、「普通の使い方」で元を取るのはなかなか難しい印象です。年会費の元を取りたいなら、無料宿泊特典を最大限に活用する必要があります。ただ、この特典を受けるためには、年間150万円以上のカード決済が条件。つまり、普段からかなりの金額をカードで支払う人でないと、十分なメリットを実感できません。

このため、月ごとに計算すると約12万5,000円以上の利用が必要になります。食費や光熱費などを全てカードで支払っている方なら到達できるかもしれませんが、現金派の方や支払い先がカード非対応のサービスを多く使っている場合は、正直ハードルが高いかなと思います。

さらに、無料宿泊特典は「発行2年目以降」「カード更新後2ヶ月」など条件が複雑です。発行直後に決済額をクリアしても、特典がすぐにはもらえません。タイミングによっては、1年以上待たされることも。こうしたルールを見落とすと、「思ったよりもお得じゃなかった」と後悔する原因になります。

一方で、ポイント還元率についても注意が必要です。マリオットボンヴォイアメックスは、ホテル利用時には高還元(100円=3ポイント)が得られますが、マリオット系列以外のホテルや普段使いだと還元率が下がることも。「マリオット系列でたくさん泊まる人」や「旅行・出張で年間150万円以上カード決済する人」には向いていますが、それ以外の方には恩恵が少ない印象です。

このように、年会費の高さがネックになりやすいアメックスですが、「高い年会費=それだけ手厚いサービスが受けられる」という側面もあります。旅行保険や空港ラウンジ、コンシェルジュサービスなど、普段から旅行や出張が多い方には、確かに魅力があるかもしれません。とはいえ、家計のバランスや自分のライフスタイルに合わない場合、年会費だけを払ってサービスを使い切れず、損してしまうことも多いです。

迷っている方は、まず自分が1年間でどれくらいカードを使うか計算してみてください。そのうえで、特典の内容と費用対効果をしっかり比較しましょう。カードの発行会社や公式サイトでも、年会費や特典内容について詳細な案内がありますので、申し込み前に最新情報を確認するのがおすすめです。

【参照】
・アメリカン・エキスプレス公式サイト https://www.americanexpress.com/jp/

高いだけなのか

アメックスは「高いだけ」とよく言われますが、実際はどうなのでしょうか。あなたも「年会費が高いのに、その分の価値ある?」と感じたことがあるかもしれませんね。

まずアメックスカードは、ゴールドやプラチナといった上位カードになるほど年会費が高くなります。例えば、アメックスプラチナカードの場合、年会費は16万5000円(税込)と一般的なカードに比べて圧倒的に高額です。ただし、年会費の高さには理由もあります。豪華な特典が用意されているからです。

具体的には、空港ラウンジ利用、ホテルやレストランでの優待サービス、コンシェルジュサービス、そして旅行傷害保険など。特に旅行好きな方にはピッタリな内容が揃っています。例えば、プライオリティパスによる世界中の空港ラウンジ利用権や、高級ホテルの上級会員資格など、他のカードではなかなか手に入らない特典も多いです。

表:アメックスプラチナと一般的なゴールドカードの年会費・主な特典比較

カード名 年会費(税込) 主な特典例
アメックスプラチナ 165,000円 空港ラウンジ、ホテル・レストラン優待、コンシェルジュ、旅行保険
一般的なゴールドカード 10,000円前後 ポイント還元、旅行保険、一部空港ラウンジ利用

一方で、これらの特典をあまり活用しない方や、国内利用が中心の方にとっては「高いだけ」に感じやすいです。特典を最大限使わなければ、年会費分の価値を感じにくいのは事実かなと思います。

また、アメックスは海外では非常に強いですが、国内では一部利用できない店舗もあります。そのため、サブカードとして他ブランドのカードを併用する必要が出てくる場合もあり、ここもコストがかさむポイントです。

ポイント還元率についても、他社の高還元カードと比べて平均的~やや低めなことが多いので、現金還元やマイルを重視する人にはやや物足りないかもしれません。

このように考えると、「アメックスは高いだけ」という見方は、一部の使い方をする人には当てはまると言えます。ただし、旅行や出張が多く、アメックスの特典を活用できる方にとっては、年会費以上のリターンを得られる可能性もあります。自分の生活パターンと重ねて、どこまでサービスを使いこなせるかがポイントですね。

最終的には、公式サイトや利用ガイドなど一次情報をもとに、各サービスの最新内容や自分のライフスタイルに合ったカードかどうかをしっかりチェックすることをおすすめします。

使いにくい店舗事情

アメックスを使うとき、「え、ここ使えないの?」とびっくりしたことがある人、結構いるんじゃないでしょうか。実際、アメックスは他の国際ブランドと比べて、利用できる店舗の数が限られていることが多いです。この“使いにくさ”は、アメックスを検討しているあなたにとって、けっこう大事なポイントだと思います。

まず、アメックスの加盟店がVISAやMastercardに比べて少ない理由を簡単に説明すると、加盟店側の手数料の高さが大きく関係しています。アメックスは、他のブランドよりも決済手数料が高い傾向があるので、中小規模のお店や個人経営の飲食店、地域のスーパーなどでは「アメックスはご遠慮ください」というケースも珍しくありません。実際、チェーン店や大手百貨店、ホテル、大きめの飲食店などは問題なく使えることが多いですが、日常的に使いたいコンビニやドラッグストア、小さな居酒屋やカフェでは利用できないこともあります。

このため、せっかくポイントを貯めようとアメックスを使おうと思っても、「カードが使えないから現金で払う羽目になった」という声もよく聞きます。特に、地方や観光地、イベント会場などではアメックス非対応の店が多い印象です。あなたがメインカードとしてアメックスだけを持って出かけると、レジ前で焦ることがあるかもしれません。

最近はキャッシュレス化の波もあり、アメックスも加盟店拡大に力を入れていますが、それでもVISAやMastercardのような圧倒的な普及率にはまだまだ追いついていないのが現状です。例えば、タクシーやコインパーキング、ネットショッピングなどでも、一部はアメックス未対応のところがあります。日常生活のちょっとした場面で使えないことが積み重なると、「使いにくいな」と感じる場面が増えていくはずです。

さらに、公共料金や一部のサブスクサービス、定期券購入などでも、アメックスだけが対応していないこともあります。これ、地味にストレスですよね。たとえば、毎月の支払いをカードで統一したい人にとっては、利用可能ブランドの制約が家計管理の障害になることもあります。

表:主なブランド別の国内加盟店数(イメージ)

カードブランド 国内加盟店数(目安)
VISA 非常に多い
Mastercard 非常に多い
JCB 多い
アメックス 比較的少ない
ダイナース 少ない

この表からもわかる通り、アメックスはVISAやMastercardと比べて、国内では「比較的少ない」という立ち位置なんですね。もちろん、都市部や観光地、高級ホテルやレストランでは使えることが増えていますが、普段使いの細かい決済では物足りなさを感じるかもしれません。

じゃあどうしたらいいの?というと、やっぱりアメックスだけでなく、サブカードとしてVISAかMastercardも一緒に持っておくのがおすすめです。実際、アメックスを使っている多くの人が2枚持ちをしています。いざという時に困らないための“リスクヘッジ”ですね。もちろん、ポイントの分散や支払い管理の手間は増えますが、使い勝手を考えるとそれが一番現実的です。

このように、アメックスが使いにくい店舗事情には、システム上や加盟店側の事情など、さまざまな要素が絡んでいます。普及率や利用可能店舗は今後も拡大が見込まれますが、現状では“どこでも使える万能カード”とは言えないのが正直なところです。日常の支払いをスムーズに済ませたいなら、アメックスの弱点を理解したうえで上手に使い分けていきましょう。

見栄っ張りと思われる?

アメックスを持っていると、「なんか見栄っ張りっぽいよね」と言われたこと、ありませんか?これ、けっこう多くの人が気にしているポイントかもしれません。「本当はポイント狙いで選んだだけなのに、周りから見て“見栄で持ってるんでしょ”と思われたら嫌だなあ…」って感じる方もいると思います。

この印象は、アメックスのブランドイメージや、カードのデザイン、さらには年会費の高さから来ていることが多いです。特にアメックスゴールドやプラチナのカードは、重厚感のあるメタル素材だったり、海外ドラマのワンシーンのような高級感を演出したりしていて、確かにちょっと“ステータス重視”な雰囲気を持っています。「誰でも持てるわけじゃない特別感」「ハイステータスの証」というプロモーションも多く、これが見栄っ張りイメージを強調しているのかもしれません。

でも、実際にアメックスを選ぶ理由って人それぞれですよね。旅行や出張が多くて空港ラウンジが必須だったり、ホテルの上級会員サービスが欲しかったり、コンシェルジュサービスを本当に活用したいから持っているという人も少なくありません。また、「ポイント還元の仕組みが自分に合っている」といった、実用面でのメリットを重視している人も多いはずです。

一方で、「周囲からどう見られるか」を気にする方にとって、アメックスは確かに“見栄っ張りっぽい”と思われるリスクもあります。特に職場や親しい友人、家族との会話で、わざわざカードを見せたり、年会費を自慢したりすると、「無理してるのかな?」と勘ぐられることも。これはアメックスに限らず、他のハイステータスカードでも同じことが言えます。要するに、カードの使い方や見せ方次第で、印象は大きく変わるということです。

じゃあ、どうやったら変な誤解を受けずに済むのか?というと、無理にアメックスをアピールしないのが一番です。「ポイントが貯まりやすいから使ってる」「出張の多い仕事だから便利」など、実際のメリットを自然に話すことで、余計な誤解を生みにくくなります。また、必要に応じて複数のカードを使い分けることも、見栄っ張りイメージを和らげるコツです。

ちなみに、アメックスの公式サイトでも「ステータスカード」の位置づけが強調されていますが、同時に幅広いユーザーのライフスタイルに合わせたサービス拡充にも取り組んでいます。見栄だけで選ぶカードではなく、実際の使い方やライフスタイルに合っているかを基準に選ぶことが大事です。

まとめると、アメックスは確かに“見栄っ張り”と思われることがあるけど、それだけが理由で持っているわけじゃない人もたくさんいます。周囲の目が気になるなら、カードの使い方や伝え方を意識してみてください。自分に本当に必要なサービスが揃っているかをしっかり見極めて、納得できる選択をしましょう。

アメックスゴールドの評判は悪い?

アメックスゴールドカードは、その高級感や特典の多さで一度は憧れるカードかもしれません。でもネット上では「評判が悪い」「思ったより使えない」といった声も見かけますよね。ここでは、実際の評判を整理しながら、なぜそう言われるのか、どんな人に向いているのかを分かりやすく解説していきます。

まず、アメックスゴールドカードの年会費は31,900円(税込)です。一般的なゴールドカード(多くは1万円前後)と比べても高めです。これが「コスパ悪い」と感じられる最大の理由の一つです。ただ、アメックスが提供する特典内容を見ていくと、単に「高いだけ」ではなく、ライフスタイルによっては十分に価値を感じられる内容になっています。

主な特典と評判の傾向

アメックスゴールドの主な特典を以下にまとめました。

特典内容 評判・口コミ傾向
空港ラウンジ無料利用 「便利」「旅行好きには最高」と好評
ゴールド・ダイニング by 招待日和 「コスパ良い」「特別感ある」と高評価
トラベルサービス・旅行保険 「補償が手厚い」と安心感あり
メンバーシップ・リワードポイント 「還元率がイマイチ」と不満も多い
ステータス性 「見た目がかっこいい」「持っていると自信が出る」

このように、サービス自体はかなり充実していますが、「旅行や外食にあまり行かない」「ポイントを重視したい」という人からすると、特典を活かせずに損した気分になることが多いようです。つまり、評判が悪く感じられる理由の多くは「自分のライフスタイルに合わなかった」ことが原因なんですね。

よくあるネガティブな口コミ

実際の口コミでは、以下のような意見が多く見られます。

・「年会費の割にポイント還元が少ない」
・「使える店舗が限られている」
・「サポートの電話が繋がりにくいときがある」

一方で、「海外旅行では手放せない」「サポート対応が丁寧だった」といったポジティブな声もあります。要は、どう使うか次第ということです。

また、アメックスのポイント還元率は基本1%未満とされていますが、特定の提携店舗やキャンペーンを利用すれば効率的に貯められます。旅行好きや出張が多い人、グルメな方には相性が良いカードです。

向いている人・向いていない人の違い

タイプ 向いているか
旅行・出張が多い人 ◎ とても向いている
ホテルや外食をよく利用する人 ○ 向いている
ポイント重視の節約派 × 向かない
年会費を回収したい人 △ 使い方による

結局のところ、アメックスゴールドの評判が悪いとされる背景には、「期待値の高さ」と「使いこなせなかった現実」のギャップがあるといえます。逆に言えば、使い方をしっかり把握しておけば、年会費以上の価値を感じることも十分可能です。

あなたが「旅行や外食をよくする」「付加価値のあるカードを持ちたい」と思うなら、評判を気にしすぎず検討する価値はあります。ただし、使う頻度が少ないなら、もっと年会費の安いカードのほうが満足度は高いかもしれませんね。

潰れる可能性を考える

「アメックスが潰れることってあるの?」という不安、SNSや口コミでもたまに見かけます。確かに年会費が高いカードだけに、「もしサービスが終了したら?」と心配になる気持ちはよくわかります。ここでは、アメックスの経営基盤や安全性、そして利用者として気をつけるべきことを詳しく見ていきます。

まず、アメリカン・エキスプレス(American Express)は1850年に設立された、170年以上の歴史を持つ金融企業です。世界130か国以上で事業を展開しており、ニューヨーク証券取引所にも上場しています。単なるクレジットカード会社ではなく、旅行関連サービスや決済プラットフォームの分野でも巨大なプレイヤーです。そのため、潰れるどころか、むしろ世界的に見ても安定した企業のひとつといえます。

さらに、日本国内ではアメリカン・エキスプレス・インターナショナル社が事業を運営しており、信販業登録や金融庁への届け出もしっかり行われています。つまり、金融法規に基づいた健全な経営体制が整っているということです。

財務的な安定性

アメックスの財務状況は非常に健全です。直近の決算資料によると、2024年度の純利益は約85億ドル(約1兆2,000億円)と報告されています。自己資本比率も高く、リーマンショックなどの金融危機時でも破綻せずに乗り越えた実績があります。実際、過去200年以上の歴史の中で、アメックスが経営破綻したことは一度もありません。

この点を踏まえると、「アメックスが潰れる」という可能性は極めて低いと考えて良いでしょう。むしろ、経済の不安定な時期にこそ、そのブランド力と信頼性を発揮してきた企業です。

一方で注意すべき点

ただし、潰れることはなくても、カードの「発行形態」や「提携条件」が変わることはあります。たとえば、提携ホテルプログラムの内容変更や特典の改定などがこれにあたります。これらは企業の方針転換や法規制の影響で定期的に発生します。こうした変更があっても「カード自体が使えなくなる」ということは基本的にありません。

また、万が一クレジットカード会社が破綻した場合でも、クレジットカードの利用者情報や債権は別の金融機関に譲渡されるケースがほとんどです。つまり、利用者の支払い情報や残高が消滅することはないということです。この点は日本クレジット協会や金融庁も明示しています。

表:アメックスの安全性まとめ

項目 内容
設立 1850年(170年以上の歴史)
上場 ニューヨーク証券取引所
事業展開 世界130か国以上
破綻実績 なし
財務状況 安定(純利益1兆円超)

こうして見ると、アメックスが潰れる可能性はほぼゼロといって差し支えないでしょう。ただし、特典の改定や年会費の変更は今後もあり得るため、公式サイトやお知らせを定期的にチェックしておくのがおすすめです。

あなたがアメックスを使っているなら、経営破綻を心配するよりも、自分の使い方に合ったカードプランを選び、サービス内容を最大限に活かすことのほうが重要です。

【参照】
・米国証券取引委員会(SEC)公式サイト https://www.sec.gov/

 

アメックスをおすすめしない人の代替策

  • あなたに向く人と向かない人
  • 年会費以上に得する使い方
  • セゾンプラチナとの違い
  • マリオット特化カードの注意
  • 申し込み前に確認したい点

あなたに向く人と向かない人

アメックスカードは多彩な特典や高いステータス性が魅力ですが、すべての人に最適とは限りません。ここでは、どんな人にアメックスが向いていて、どんな人には合わないのかを整理していきます。あなた自身のライフスタイルに照らし合わせながら読んでみてください。

アメックスが向いている人

まず、アメックスが向いているのは「特典やサービスをフル活用できる人」です。旅行が多い、外食をよくする、ビジネス利用が多い、こうした人たちには非常に価値のあるカードといえます。なぜなら、アメックスは旅行関連のサポートが手厚く、空港ラウンジ無料利用や手荷物無料宅配、さらには海外旅行保険などが自動付帯しているからです。こうした特典を定期的に使うことで、年会費以上のメリットを感じられるケースが多いです。

また、ステータスカードとしての魅力を感じる人にも向いています。アメックスは世界的に認知されており、特に海外の高級ホテルやレストランでは“信頼の証”として扱われることもあります。カードを提示するだけで「丁寧に扱われた」と感じる場面もあるでしょう。

さらに、経営者や個人事業主の方にも人気があります。ビジネスカードの発行がしやすく、経費管理ツールが整っているため、支出管理が効率化されます。支払い限度額が柔軟な点も、取引先との支払いが多い人にとって便利です。

アメックスが向かない人

一方で、アメックスが向かないのは「コスパ重視」「ポイント重視」の人です。年会費が高めで、ポイント還元率は他の高還元カード(例えば楽天カードや三井住友カードナンバーレスなど)と比べると低めです。マイル目的で使う場合は効率が良いですが、現金還元を狙う人には不向きです。

また、前述のようにアメックスは一部店舗で使えないこともあります。特に地方の個人店や小規模ショップではVISAやMastercardのみ対応ということも多いため、メインカードとして一本化したい人には少し不便に感じるかもしれません。

加えて、年会費を「支払う価値がある」と感じられない人も多いです。特典をほとんど使わない場合、結果的に損をしてしまうことになります。特典を活用できるかどうかは、ライフスタイルに直結します。

比較表:アメックスが向く人と向かない人

項目 向く人 向かない人
ライフスタイル 旅行・外食が多い 家で過ごすことが多い
目的 サービス重視・体験重視 ポイント重視・節約志向
年会費への考え方 「払ってでも価値あり」 「無料がいい」
支払いエリア 都市部中心 地方・小規模店舗中心
職業 経営者・個人事業主 学生・主婦など支出が少ない層

このように見てみると、アメックスは万人向けではありませんが、「体験に価値を感じる人」には非常に相性の良いカードです。逆に「カードはあくまで支払い手段」と考える人にとっては、コストが高く感じるかもしれません。

あなたがどちらのタイプに近いかを考えることで、アメックスを持つべきかどうかの答えは自然と見えてきますよ。

年会費以上に得する使い方

アメックスカードは年会費が高いという印象を持たれがちですが、使い方次第ではその金額以上にお得に活用することが可能です。ここでは、実際に年会費を超えるメリットを得るための具体的な活用術を紹介します。

旅行関連の特典をフル活用する

アメックス最大の魅力は、旅行や出張に関する特典です。たとえば空港ラウンジの無料利用サービス。家族会員も含めて利用できるため、家族旅行時にも重宝します。さらに、手荷物無料宅配サービスを使えば、帰りの空港から自宅までの荷物を無料で送ることができます。特に年に数回でも飛行機に乗る人にとっては、この特典だけでかなりの価値があります。

また、海外旅行保険も自動付帯で最大1億円まで補償されるカードもあります。旅行保険を別途契約する必要がないため、結果的に出費を抑えられる点もメリットです。

ダイニング優待を活用する

アメックスゴールド以上のカードでは、ゴールド・ダイニング by 招待日和という特典が利用可能です。これは全国の高級レストランで2名以上のコース料理を予約すると、1名分が無料になるというサービスです。これを年に2〜3回利用するだけで、年会費の元が取れる計算になります。

例えば、1人あたり1万円のコースを2回無料で利用すれば、それだけで2万円分の価値があることになります。外食が多い人には非常にお得です。

ポイントやマイルを戦略的に使う

アメックスのポイントプログラム「メンバーシップ・リワード」は、航空会社のマイルやホテルポイントに交換できるのが強みです。特にANAマイルやマリオットボンヴォイポイントなどは価値が高く、1ポイント=1円以上の価値になることもあります。

マイル交換の際は、キャンペーンを利用するとさらにお得になります。時期によっては「ポイント移行ボーナス」などで、通常より20〜30%多くマイルが付与されることもあります。出張や旅行を頻繁にする方なら、マイル活用で年会費以上の価値を十分に引き出せます。

セール・キャンペーンを逃さない

アメックスは定期的に「Amex Offers(アメックスオファー)」というキャンペーンを実施しています。特定の店舗で一定金額を利用するとキャッシュバックが受けられる仕組みです。たとえば「ユナイテッドアローズで3万円以上利用すると5,000円還元」など。これらを計画的に使うことで、年に数万円の節約になるケースもあります。

使い方のコツをまとめると

活用ポイント 内容 年会費回収の目安
空港ラウンジ・旅行保険 旅行好きの人向け 年数回の旅行で回収可能
ダイニング特典 高級レストラン1名無料 2〜3回利用で年会費相当
マイル交換 航空券・ホテル利用で高還元 年間10万ポイント以上利用で得
キャッシュバックキャンペーン 定期利用で実質割引 年間5,000円〜1万円分お得

このように、アメックスは単なる支払いツールではなく、「ライフスタイルをアップグレードするための会員サービス」として設計されています。使い方さえ理解すれば、年会費を支払っても十分に元を取れるどころか、むしろ得をするケースが多いです。

あなたの生活の中で「どの特典をどれくらい使えそうか」を考えながら選ぶことが、アメックスをお得に使いこなす第一歩です。

セゾンプラチナとの違い

アメックスとセゾンプラチナ、どちらも高級カードの代表格として知られていますが、実際に比較してみると性格がまったく違います。見た目のブランドイメージは似ていても、年会費・特典内容・ポイント制度などでかなり差があります。ここでは、あなたのライフスタイルに合うのはどちらなのか、実際の違いをわかりやすく整理していきます。

年会費とコスパの違い

まずは年会費から。アメックス・プラチナの年会費はなんと165,000円(税込)と非常に高額です。一方、セゾンプラチナ・アメックスは22,000円(税込)と、7分の1以下の金額で持つことができます。この差だけを見ても「コスパ重視ならセゾン一択」と感じる人は多いはずです。

ただし、年会費が高いアメックス・プラチナは、それに見合うだけの特典が充実しています。たとえば、世界1,300か所以上の空港ラウンジが利用できる「プライオリティ・パス」や、専属コンシェルジュ、ホテルの上級会員資格が自動付与されるなど、富裕層向けの特典がずらり。一方のセゾンプラチナは、特典の範囲がやや限定されており、ラウンジ利用も国内中心となります。

ポイント制度と還元率の違い

ポイント制度も比較すると性格が異なります。アメックスは「メンバーシップ・リワード」という独自のポイントプログラムを採用しており、マイルやホテルポイントへの交換が強みです。ANAマイルやマリオットポイントに効率よく移行できるため、旅行好きの人にとってはかなり魅力的です。

一方、セゾンプラチナは「永久不滅ポイント」を採用しており、ポイントの有効期限がありません。これは大きな安心感があります。また、セゾンポイントモールを経由してネットショッピングを行うと還元率がアップする仕組みもあるため、日常使いに向いています。

項目 アメックス・プラチナ セゾンプラチナ・アメックス
年会費(税込) 165,000円 22,000円
ラウンジ利用 世界1,300か所以上 国内空港中心
コンシェルジュ 24時間対応・専属チーム セゾン共通デスク
ポイント制度 メンバーシップ・リワード 永久不滅ポイント
マイル移行 ANA・デルタなど豊富 ANAのみ(別途登録)
向いている人 海外旅行・接待多め 国内中心・コスパ重視

ステータス性と審査基準の違い

ステータスカードとしての印象も大きく異なります。アメックス・プラチナは、いわゆる“選ばれた人”向けのカードというイメージが強く、持っているだけで一目置かれる存在です。特に海外では「アメックス・プラチナ=信頼の証」という文化が根付いており、ホテルやレストランでも上質な対応を受けやすいです。

一方、セゾンプラチナは“実用派の上位カード”という立ち位置で、比較的取得しやすいのが特徴。年収500万円前後からでも審査に通るケースが多く、プラチナカードとしてはハードルが低めです。

結局どちらがいいのか?

あなたがどんな目的でカードを持つかによって、最適な選択は変わります。海外旅行が多く、コンシェルジュやラグジュアリーな特典を使いこなしたい人にはアメックス・プラチナが圧倒的におすすめです。逆に、コスパ重視でポイントや日常使いを中心に考えるなら、セゾンプラチナのほうが現実的です。

つまり、アメックス・プラチナは“体験を買うカード”、セゾンプラチナは“使いやすさを買うカード”とも言えます。

【参照】
・セゾンカード公式サイト https://www.saisoncard.co.jp/

マリオット特化カードの注意

マリオットボンヴォイ・アメックスカードは、ホテル好きには魅力的なカードとして知られています。ただ、その一方で「思ったよりお得じゃない」「使いこなせない」といった声もあります。ここでは、実際にマリオット特化カードを選ぶ前に知っておくべき注意点をまとめておきます。

年会費が高く回収しづらい

まず注目すべきは年会費。マリオットボンヴォイ・アメックスプレミアムカードの年会費は49,500円(税込)とかなり高額です。確かに、無料宿泊特典(1泊分)やゴールドエリート資格などの特典はついていますが、これをフル活用しないと“年会費負け”になる可能性があります。
例えば、無料宿泊特典を有効活用できるのは1泊5万ポイント以内のホテルまで。東京や京都などの人気エリアではポイント数が高く設定されており、繁忙期だと対象外のこともあります。

マリオット系以外では価値が薄い

このカードの最大の特徴は、マリオット系列ホテル(シェラトン、リッツカールトン、ウェスティンなど)での優待です。逆に言えば、それ以外のホテルでは特典がほぼ活用できません。国内出張や家族旅行などでビジネスホテルを使うことが多い人には、メリットが少ないカードといえます。

また、マリオット以外の決済で貯まるポイント還元率は通常1%。他の高還元カード(楽天カードやエポスゴールドなど)と比べると、決して高くはありません。そのため、「マリオットを頻繁に利用しないけど、なんとなく豪華そうだから」という理由で作ると、コスパ的に損をすることになります。

無料宿泊特典の使い勝手に注意

無料宿泊特典は魅力的に見えますが、予約できる期間や空き状況によっては使いにくいことがあります。特に繁忙期は「無料特典対象の部屋がない」というケースが多く、実際に使おうと思っても制約を感じる人が少なくありません。

また、年に1回の無料宿泊特典を逃すと、それだけで4〜5万円の年会費を支払うことになります。ホテル宿泊が少ない人にとっては、この点がかなりのネックです。

使いこなせる人とそうでない人の違い

タイプ 向いている 向いていない
マリオットホテルを年3回以上利用 ◎ 向いている × 向かない
出張・旅行が多い ○ 使い方次第で得 △ 利用頻度が低いと損
他ブランドホテルも使う △ 部分的には得 × 一貫性がない
ホテル特典を重視 ◎ 優待を活かせる × 優待を使わない人は損

マリオット特化カードは、ホテルを「生活の一部」にしているような人にとっては最高の1枚ですが、一般的な使い方では年会費を取り戻すのが難しいカードです。

まとめ:魅力とリスクを理解して選ぼう

このカードを選ぶときに重要なのは、「マリオット系列ホテルをどのくらい利用するか」という一点に尽きます。旅行頻度が低い場合は、一般のアメックスやセゾンプラチナのほうが柔軟に使えるでしょう。

マリオットボンヴォイ・アメックスは決して悪いカードではありませんが、特化型ゆえに「合う人・合わない人」がはっきり分かれるカードです。作る前に、あなたの旅行スタイルをしっかり振り返ることが大切ですよ。

【参照】
・マリオットボンヴォイ公式サイト https://www.marriott.co.jp/

申し込み前に確認したい点

アメックスカードはステータスカードとしての印象が強く、魅力的な特典も多いですよね。でも、いざ申し込む前には「自分に本当に合うのか」「審査に通るのか」「年会費を払っても後悔しないのか」など、確認しておきたいポイントがいくつもあります。ここでは、申し込み前に知っておくべき大切なポイントをまとめました。

審査基準を理解しておこう

アメックスは「外資系カードは審査が厳しい」というイメージを持たれがちですが、実はそうでもありません。国内の銀行系カードに比べると、職業や肩書よりも「継続的に支払い能力があるか」が重視される傾向にあります。
一般的な目安としては、年収300万円以上・勤続1年以上であれば審査に通る可能性は十分にあります。個人事業主やフリーランスでも、安定した収入を証明できれば審査対象になります。

ただし、クレジットヒストリー(過去のカード利用履歴)は非常に重要です。過去に延滞や強制解約の履歴がある場合は、どんなに収入があっても通過が難しくなります。初めてクレジットカードを作る人であれば、まずは年会費の安いアメックスグリーンから始めて、利用実績を積むのもおすすめです。

年会費に見合う使い方ができるかを考える

アメックスは年会費が他のカードに比べて高めに設定されています。代表的なカードの年会費を比較してみましょう。

カード名 年会費(税込) 特徴
アメックスグリーン 13,200円 スタンダードモデル。旅行特典が中心
アメックスゴールド 31,900円 空港ラウンジやダイニング優待が充実
アメックスプラチナ 165,000円 コンシェルジュやホテル上級会員資格付帯

この年会費を高いと感じるか、価値があると感じるかは人それぞれですが、重要なのは「特典を使いこなせるかどうか」です。例えば、空港ラウンジを利用しない人や外食が少ない人にとっては、ゴールドカードの特典を十分に活かせず、結果的に損をしてしまう可能性もあります。

カードの利用目的を明確にする

アメックスカードは旅行・ビジネス・グルメなど、目的に応じて最適なカードが異なります。自分がどんな場面でカードを使うかを整理しておきましょう。

利用目的 おすすめカード
海外旅行が多い アメックスゴールド、プラチナ
ビジネス・経費管理 アメックスビジネスカード
日常の買い物・ネット決済 セゾンアメックスやグリーン
ホテル利用・宿泊重視 マリオットボンヴォイ・アメックス

特典内容を見比べて、自分の生活に合うカードを選ぶことで「持ってよかった」と感じられる確率が高くなります。

サービスエリア・使える店舗を確認する

アメックスの弱点として、「使えないお店がある」という点は今でも残っています。とはいえ、ここ数年で国内の加盟店は大幅に増加しており、主要なチェーン店やオンラインショップでは問題なく利用できます。
ただし、地方の小規模店舗や一部の個人経営店では使えない場合があるため、サブカードとしてVISAやMastercardを1枚持っておくと安心です。

ポイント還元率と特典の使い勝手

アメックスの基本還元率は0.5%〜1%程度と、他の高還元カードに比べると控えめです。ただし、特定の店舗やキャンペーン利用でポイントが倍増することもあります。さらに、マイルやホテルポイントに交換することで実質的な価値を高めることも可能です。
ポイントを現金化したい人よりも、マイル派・旅行好きの人に向いているカードといえます。

解約やアップグレードも視野に入れる

アメックスは解約も比較的柔軟で、使い勝手を見てから他のグレードへ切り替えることも可能です。もし年会費を払う価値が見出せなかった場合でも、早めに判断すれば損失を抑えられます。逆に、使いこなせるようになれば上位カードにアップグレードするのもありです。

まとめ:申し込み前チェックリスト

確認項目 チェックポイント
審査基準 年収・勤続年数・信用情報を確認
年会費 特典を使いこなせるか検討
利用目的 旅行・仕事・日常のどれか明確に
利用可能店舗 サブカードも用意しておく
ポイント制度 現金派よりマイル派におすすめ
解約・アップグレード 柔軟な対応が可能か確認

こうして整理してみると、アメックスは「ステータスカード」ではありますが、使い方次第でしっかり元を取れるカードです。逆に言えば、なんとなくの憧れだけで申し込むと損をする可能性が高いので、事前準備がとても大事です。
あなたの生活スタイルに本当に合うのかをじっくり考えてから、申し込みに進むのがおすすめですよ。

【参照】
・日本クレジット協会 https://www.j-credit.or.jp/

アメックスをおすすめしない理由まとめ

  • 年会費が高く一般的な利用では元を取りにくい
  • 特典を活かせない人にとってはコスパが悪い
  • 国内の加盟店数が少なく使える場所が限られる
  • 一部では見栄目的のカードと思われがちで印象が偏る
  • アメックスゴールドは期待値と実用性にギャップがある
  • ポイント還元率が他社カードより低い
  • マリオット系特化カードは利用条件が複雑で扱いづらい
  • 無料宿泊特典は使える時期やホテルが限られる
  • サブカードを併用しないと決済面で不便
  • 年会費の高さに見合う使い方ができない人が多い
  • セゾンプラチナなど他カードの方がコスパが高い
  • ライフスタイルに合わないと恩恵を受けにくい
  • カードデザインやブランドイメージに誤解が生まれやすい
  • 特典改定や条件変更が定期的にある
  • ステータスより実用性を重視する人には向かない
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