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マリオット・ボンヴォイ アメックスの年会費や特典がいつの間にか変わったと聞いて、具体的に何がどう変わったのか、このまま持ち続けてよいのかを知りたい方は多いのではないでしょうか。
結論からお伝えすると、Marriott Bonvoyアメリカン・エキスプレス・カード(一般カード)とMarriott Bonvoyアメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードは、2025年8月21日付で年会費が値上げされ、同時に無料宿泊特典やポイント条件も変更されています。値上げだけを見ると改悪に感じられますが、無料宿泊特典で獲得できるポイント数もあわせて増えているため、一律に「改悪」だと言い切れない内容になっています。この記事では、公式に確認できる改定内容を券種ごとに整理したうえで、継続すべきか乗り換えを検討すべきかを考えるための判断材料をあわせて解説します。
この記事のポイント(2026年8月確認)
- 改定は2025年8月21日実施、既存会員は2025年10月28日から順次適用されました
- 一般カードは年会費23,100円から34,100円へ、プレミアム・カードは49,500円から82,500円へ値上げされました
- 無料宿泊特典は必要な年間利用額が上がった一方、獲得できるポイント数も増加しました
- プレミアム・カードのプラチナエリート条件は年間400万円から500万円に厳しくなりました
マリオット・ボンヴォイ アメックスの2025年改定内容
- 改定の実施日と適用スケジュール
- 一般カードの年会費・特典の変更点
- プレミアム・カードの年会費・特典の変更点
- プラチナエリート会員資格の条件変更
- 新設されたダイニングキャッシュバック特典
改定の実施日と適用スケジュール
アメリカン・エキスプレス公式サイトによると、Marriott Bonvoyアメリカン・エキスプレス・カードとMarriott Bonvoyアメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードは、2025年8月21日(木)に特典・サービスを拡充し、年会費が改定されました。2025年8月21日以降に新規で申し込む場合は入会日から新しい条件が適用され、それより前からのカード保有者は2025年10月28日(火)から新しい条件へ順次切り替わっています。
新しい年会費は2025年11月21日以降の引き落とし分から適用されるとされており、各会員の個々の更新月やカードの支払いサイクル自体が変更されるわけではありません。あわせて、家族カードの年会費や請求サイクルについても、基本カードと同じ引き落としルールに沿って切り替わる点を確認しておきましょう。ダイニング関連の新特典は2025年10月28日から利用可能になり、カードのデザインについては2025年10月に有効期限を迎えるカードから順次、新しいデザインへと切り替わっていくとされています。「いつの間にか年会費が上がっていた」と感じる方は、まずこの適用スケジュールのどの段階に該当するかを確認するとよいでしょう。
今回のように、既存会員に一定の移行期間や経過措置を設けたうえで年会費・特典を改定する進め方は、ホテル系提携カードでは珍しくありません。改定の発表時点と、実際に自分の年会費や特典が切り替わる時点には一定のズレがあるため、公式サイトの「改定内容を確認する」といった案内ページと、会員専用サイトにログインして表示される自分自身の適用時期の両方を確認することが、混乱を避けるうえで重要です。
一般カードの年会費・特典の変更点
Marriott Bonvoyアメリカン・エキスプレス・カード(一般カード)の年会費は、税込23,100円から税込34,100円へ改定されました。家族カードは1枚目が無料、2枚目以降は税込17,050円です。ゴールドエリート会員資格が入会時に自動付与される点は、改定前後で変わっていません。
| 項目 | 改定前(〜2025年8月20日) | 改定後(2025年8月21日〜) |
|---|---|---|
| 年会費(税込) | 23,100円 | 34,100円 |
| 無料宿泊特典の年間利用条件 | 150万円以上 | 250万円以上 |
| 無料宿泊特典の交換上限 | 最大35,000ポイント相当 | 最大50,000ポイント相当 |
この表からわかるとおり、一般カードは年会費が11,000円上がった一方で、無料宿泊特典として交換できるポイントの上限は15,000ポイント分増えています。年間250万円以上をこのカードで決済できる方にとっては、値上げ分を無料宿泊特典の価値向上で相殺しやすい設計になっているといえます。一方で、年間の利用額が150万円台にとどまる方は、無料宿泊特典の条件を満たせなくなる可能性がある点に注意が必要です。
家族カード会員についても、基本カード会員とあわせてカード全体の利用実績が無料宿泊特典の判定に関わる場合があります。家族で複数のカードを使い分けている家庭では、基本カードと家族カードの利用額をどのように合算・カウントするかによって、条件達成のしやすさが変わってくるため、公式の会員規約や利用明細で自分の世帯全体の年間利用額を把握しておくことをおすすめします。普段の買い物や公共料金の支払いをどのカードに集約するかによって、年間の合計利用額は大きく変わるため、改定後の条件を見据えて、家庭内での支払いカードの使い分けを見直すきっかけにするのもひとつの方法です。
プレミアム・カードの年会費・特典の変更点
Marriott Bonvoyアメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードの年会費は、税込49,500円から税込82,500円へ改定されました。家族カードは1枚目が無料、2枚目以降は税込24,750円から税込41,250円に変更されています。
| 項目 | 改定前(〜2025年8月20日) | 改定後(2025年8月21日〜) |
|---|---|---|
| 年会費(税込) | 49,500円 | 82,500円 |
| 家族カード2枚目以降(税込) | 24,750円 | 41,250円 |
| 無料宿泊特典の年間利用条件 | 150万円以上 | 400万円以上 |
| 無料宿泊特典の交換上限 | 最大50,000ポイント相当 | 最大75,000ポイント相当 |
プレミアム・カードは年会費が33,000円上がっており、券種の中でも値上げ幅が大きい部類に入ります。無料宿泊特典の年間利用条件も150万円から400万円へと大きく引き上げられているため、これまで150万円台の利用で特典を得ていた方にとっては、達成のハードルが上がったと感じられるはずです。一方で、無料宿泊特典として交換できるポイント上限は25,000ポイント分増えており、保有ポイントと合算すれば最大100,000ポイント相当の宿泊まで視野に入るとされています。
既存のゴールドエリート会員資格を持つ方については、カード入会時にその資格が引き継がれ、年会費支払い後1〜2ヶ月程度で15泊分の宿泊実績が付与される継続特典が用意されています。長年プレミアム・カードを保有してきた会員にとっては、この継続特典の有無も、改定後に持ち続けるかどうかを判断する材料のひとつになります。
また、改定前の時点ですでにその年の無料宿泊特典の年間利用条件を達成していた会員が、改定後にどのように扱われるかについては、公式サイトでは各会員のプログラム期間の終了日によって適用される条件が異なると案内されています。プログラム期間の終了日が改定の切り替え時期にちょうどまたがる会員は、旧条件と新条件のどちらが適用されるのか判断が難しいケースがあるため、会員専用サイトの案内、または公式のカスタマーサービスへの問い合わせで、自分のプログラム期間に適用される条件を個別に確認することをおすすめします。特に、年末や年度替わりの前後でプログラム期間が切り替わる会員は、旧条件のうちに無料宿泊特典の利用条件を満たしておきたいのか、新条件下でより多くのポイントを狙うのかによって、年間の決済の組み方そのものを見直す余地があります。
プラチナエリート会員資格の条件変更
プレミアム・カード会員がプラチナエリート会員資格を得るための年間利用条件も、改定にともなって変更されました。改定後の条件は年間500万円以上のカード利用とされていますが、2025年8月20日までの既存会員については、2025年のプログラム期間中に限り、従来どおり年間400万円以上の利用でプラチナエリート資格を達成できる経過措置が設けられています。
この経過措置はあくまで期間限定の移行措置であるため、次のプログラム期間以降も同じ基準が続くとは限りません。プラチナエリートのステータスを維持することを重視している方は、自分がどの期間のどの条件で判定されるのかを、会員専用ページや公式案内で確認しておくことをおすすめします。年間400万円の利用が現実的だった方でも、経過措置が終わったあとに年間500万円へ引き上げられると、これまでどおりの使い方ではプラチナエリートを維持できなくなる可能性があるため、早い段階から利用額の見通しを立てておくと安心です。生活費や固定費の支払いを見直しても年間500万円にどうしても届かない場合は、無理にプラチナエリートの維持だけを目的にカード利用額を増やすのではなく、ゴールドエリートまでの特典で十分と割り切る選択肢も現実的です。
新設されたダイニングキャッシュバック特典
プレミアム・カードには、今回の改定で新しく「ダイニングキャッシュバック」特典が追加されました。レストラン予約サービス「ポケットコンシェルジュ」を通じて予約・利用した場合に、半年ごとに最大5,000円、年間で最大1万円のキャッシュバックを受けられる特典で、2025年10月28日から利用可能になっています。
外食の機会が多く、レストラン予約サービスを活用する習慣がある方にとっては、この特典が年会費値上げ分の一部を補う要素になり得ます。年間で1万円のキャッシュバックが満額発生すれば、年会費82,500円のうち約12%をこの特典だけで回収できる計算になり、外食を頻繁にクレジットカードで支払う世帯にとっては実用性の高い特典といえます。逆に、こうした予約サービスを普段利用しない方にとっては、実質的に使える特典が増えたとは言えない点も踏まえて評価する必要があります。ダイニングキャッシュバックのように、対象サービスを経由した予約でなければ適用されない特典は、存在を知らないまま活用できていないケースも起こりやすいため、改定後の特典一覧を一度会員専用サイトで確認し、自分が対象になる特典を洗い出しておくことをおすすめします。
マリオット・ボンヴォイ アメックス改定後の継続・乗り換え判断
- 継続保有が向いている人の特徴
- ダウングレード・解約を検討すべき人の特徴
- 年会費値上げ分をどう考えるか
- マリオット・ボンヴォイ アメックスの改定に関するよくある質問
継続保有が向いている人の特徴
プレミアム・カードであれば年間500万円前後、一般カードであれば年間250万円前後を、日常的にこのカードで決済できる見込みがある方は、改定後の条件でも無料宿泊特典やエリート資格を維持しやすく、継続保有に向いています。特に、家賃や税金、公共料金など固定費の支払いをまとめてこのカードに集約している方や、法人・個人事業の経費決済に活用している方は、年間利用額を積み上げやすい傾向があります。
また、マリオット系列のホテルに年に数回以上宿泊する方や、プラチナエリートの客室アップグレード・ラウンジ利用といった特典を実際に活用できている方も、値上げ後の年会費に見合う価値を得やすいタイプといえます。
具体的には、プレミアム・カードで年間500万円前後の決済ができる方であれば、無料宿泊特典(最大75,000ポイント相当)とプラチナエリートによる客室アップグレードやラウンジ利用を組み合わせることで、年会費82,500円に対して十分な還元を得られる可能性があります。一般カードでも、年間250万円前後の決済ができ、ゴールドエリートの優待を活用できる方であれば、年会費34,100円に対して無料宿泊特典(最大50,000ポイント相当)だけでも一定の価値を確保しやすいといえます。
ダウングレード・解約を検討すべき人の特徴
年間のカード利用額が新しい無料宿泊特典の条件(一般カードで250万円、プレミアム・カードで400万円)に届きそうにない方は、値上げ分に見合う特典を受けられないまま年会費だけが増える可能性があります。マリオット系列のホテルへの宿泊頻度が低い方や、他のホテル系列・航空系列のカードを既にメインで使っている方も、このタイミングで一般カードへのダウングレードや、他カードへの乗り換えを検討する価値があります。
判断に迷う場合は、直近1年分のカード利用明細を振り返り、実際の年間利用額と、マリオットホテルでの宿泊回数・エリート特典の利用実績を具体的に洗い出したうえで、値上げ後の年会費と比較する方法が現実的です。「なんとなく持ち続けている」状態のまま高い年会費を払い続けるより、一度立ち止まって数字で確認することをおすすめします。
ダウングレードを選ぶ場合は、プレミアム・カードから一般カードへ切り替えることで、年会費を82,500円から34,100円まで下げつつ、ゴールドエリート資格や一定の宿泊特典を維持できる可能性があります。一方で、プラチナエリートの客室アップグレードやラウンジ利用など、プレミアム・カード特有の上位特典は失われるため、切り替え前にどの特典を優先したいかを整理しておくことが重要です。他社のホテル系・航空系クレジットカードへの乗り換えを検討する場合も、年会費だけでなく、自分が普段利用するホテルや路線との相性を必ず比較してください。乗り換え先を検討する際は、年会費の安さだけで選ぶのではなく、実際に自分が宿泊するホテルブランドの系列に対応しているか、貯めたポイントやマイルの使い道が自分の生活圏と合っているかどうかを優先して比較することが、後悔しないカード選びにつながります。
年会費値上げ分をどう考えるか
年会費の値上げ額だけを見ると、一般カードで11,000円、プレミアム・カードで33,000円という数字はインパクトが大きく感じられます。ただし、無料宿泊特典の交換上限もあわせて増えているため、単純に「値上げ=損」と捉えるのではなく、自分が実際に達成できる利用額と、そこで得られる特典の価値を照らし合わせて判断することが重要です。
例えば、宿泊先のホテルのランクや時期によって、同じポイント数でも実際に交換できる宿泊の価値は変動します。無料宿泊特典の「最大◯◯ポイント相当」という表示は上限であり、必ずその価値の宿泊に交換できることを保証するものではない点にも注意してください。マリオット系列のカード全体の年会費水準については、アメックスの年会費一覧を整理した専用記事も参考にすると、他のカードとの比較がしやすくなります。改定前の年会費を前提にした損益分岐点の試算をどこかで見た記憶がある方は、その情報が2025年8月の改定より前のものである可能性が高いため、必要な年間利用額や交換ポイントの上限が今回の改定内容と一致しているかを、あらためて確認することをおすすめします。
マリオット・ボンヴォイ アメックスの改定に関するよくある質問
Q. 改定前から保有しているカードの年会費は、いつから新しい金額になりますか。
公式情報では、新しい年会費は2025年11月21日以降の引き落とし分から適用されるとされています。ただし、各会員の具体的な請求タイミングは契約内容によって異なる場合があるため、正確な適用時期は会員専用サイトやカード裏面記載のカスタマーサービスで個別に確認することをおすすめします。
Q. 改定後に一般カードからプレミアム・カードへ切り替えることはできますか。
カードの切り替え自体の可否や手続き方法は、公式のカード切り替え案内で確認する必要があります。切り替えを検討する場合は、改定後のプレミアム・カードの年会費と特典条件を踏まえたうえで、切り替えのタイミングをアメックスに確認してください。切り替え時期によっては、旧カードの年会費が日割りで精算されるのか、新カードの年会費がすぐに満額発生するのかといった細かな取り扱いが異なる可能性があるため、あらかじめ事前に確認しておくと安心です。
Q. 無料宿泊特典の条件を達成できなかった場合、年会費は返金されますか。
無料宿泊特典は年間利用条件を満たした会員に付与される特典であり、条件を満たせなかったことを理由に年会費の一部が返金される制度ではないと考えられます。年会費の取り扱いについて不明な点がある場合は、契約時の規約や公式のカスタマーサービスで確認してください。
Q. 一般カードとプレミアム・カード、どちらの特典・年会費の詳細を見ればよいですか。
一般カードの通常の特典・年会費の全体像は、Marriott Bonvoyアメックス一般カードの特典・年会費を解説した専用記事で確認できます。マイル移行やポイント交換の具体的な還元率については、マイル還元率を解説した専用記事も参考にしてください。
Q. 家族カード会員も、基本カード会員と同じ改定の影響を受けますか。
家族カードの年会費自体も、一般カード・プレミアム・カードともに改定の対象になっています。無料宿泊特典やエリート資格の判定条件についても、基本カード会員の利用実績を基準にしている場合が多いため、家族カードを追加している方は、基本カード会員の年間利用額がどう変わるかを中心に確認するとよいでしょう。
Q. 改定に納得できない場合、解約すると違約金は発生しますか。
年会費の改定を理由に解約する場合の違約金の有無は、契約時の規約や公式のカスタマーサービスの案内で確認する必要があります。一般的に、クレジットカードの年会費改定は解約の自由を制限するものではありませんが、解約のタイミングによっては、その年度分の年会費が返金されない場合があるため、解約前に条件を確認することをおすすめします。年会費の支払い直後に解約すると、実質的にその年の特典をほとんど使えないまま費用だけを負担する形になってしまいやすいため、解約するとしても、次の更新月の前後どちらで手続きするのが有利かをあわせて確認しておくと無駄がありません。
マリオット・ボンヴォイ アメックスの改定内容と判断のまとめ
- 改定は2025年8月21日に実施され既存会員は同年10月28日から順次適用された
- 新年会費は2025年11月21日以降の引き落とし分から適用される
- 一般カードの年会費は23,100円から34,100円に上がった
- 一般カードの無料宿泊特典条件は150万円から250万円に上がった
- 一般カードの無料宿泊特典上限は35,000ポイントから50,000ポイントに増えた
- プレミアム・カードの年会費は49,500円から82,500円に上がった
- プレミアム・カードの無料宿泊特典条件は150万円から400万円に上がった
- プレミアム・カードの無料宿泊特典上限は50,000ポイントから75,000ポイントに増えた
- プラチナエリート条件は年間400万円から500万円に厳しくなった
- 既存会員は2025年のプログラム期間中は400万円のままの経過措置がある
- プレミアム・カードにはダイニングキャッシュバックが新設された
- ダイニングキャッシュバックは年間最大1万円でポケットコンシェルジュが対象だ
- 既存のゴールドエリート会員は入会時に資格が引き継がれる
- 継続か乗り換えかは自分の年間利用額と宿泊実績で判断すべきだ
- 値上げ額だけでなく特典価値の変化もあわせて確認する必要がある