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楽天カードには、VisaやMastercard、JCBだけでなく、アメリカン・エキスプレス(アメックス)ブランドを選べる仕組みがあります。「楽天カード アメックス」を検索する方の多くは、この楽天カード発行のアメックスブランドを選ぶべきかどうかを知りたいのではないでしょうか。アメックスというブランド名の響きから、アメリカン・エキスプレス社が発行する高級カードと同じものだと誤解してしまう方も少なくありません。
この記事では、楽天カードのアメックスブランドの仕組みと対応カードの種類、メリット・デメリット、そしてどのような人に向いているのかを、2026年8月時点の最新の公式情報にもとづいて整理します。すでにVisaやMastercard、JCBブランドの楽天カードを持っていて、2枚目としてアメックスを追加すべきか迷っている方にも参考になるよう、2枚持ちの具体的な仕組みもあわせて解説します。
結論から先にお伝えします。楽天カードのアメックスブランドは、アメリカン・エキスプレス社が直接発行するプロパーカードとは別物で、楽天カード株式会社が発行するカードの国際ブランドの一つという位置づけです。アメックスコネクトの優待が使える一方、Apple Pay・Google Payに非対応、海外キャッシングができないという制約があります。海外事務手数料は2025年3月からVisa・Mastercard・JCB・アメックスの全ブランドで共通の3.63%(税込)に統一されたため、以前語られていた「アメックスだけ手数料が高い」という差はなくなっています。スマホ決済にこだわらず、優待や国内での利用を重視する人には選択肢になり得るカードです。
楽天カードのアメックスブランドとは|対応カードと2枚持ちの仕組み
- アメックスブランドが選べる楽天カードの種類
- 既存のVisaカードにアメックスを追加する2枚持ちの仕組み
- ブランドを切り替えたい場合は解約・新規申込が必要
- ポイントは1つの口座にまとめて管理される
アメックスブランドが選べる楽天カードの種類
楽天カードでアメックスブランドを選べるのは、楽天カード(一般)、楽天PINKカード、楽天プレミアムカード、招待制の楽天ブラックカードの4種類です。楽天ゴールドカードは、Visa・Mastercard・JCBの3ブランドのみの対応で、アメックスブランドは選択できません。
いずれのカードも、アメリカン・エキスプレス社が直接発行するグリーン・ゴールド・プラチナなどのプロパーカードとは別の商品です。発行会社は楽天カード株式会社であり、年会費や基本的な特典・ポイント還元率は、同じ楽天カードのVisaやJCBブランドと共通しています。ブランドによって年会費や還元率そのものが変わるわけではない点は、最初に押さえておきたいポイントです。
年会費については、楽天カード(一般)とPINKカードは無料、楽天プレミアムカードは有料でプライオリティ・パスなどの上位特典が付帯し、楽天ブラックカードは招待制の最上位カードという位置づけです。アメックスブランドを選んだからといって、これらの年会費や基本特典が変わるわけではなく、あくまで国際ブランドの選択肢が一つ増えるという理解で問題ありません。カードのデザインにもブランドごとの違いがあり、見た目の好みで選ぶ方も少なくないようです。
どのカードを選ぶにしても、まず自分がどのランクの楽天カードを利用したいかを先に決め、そのうえで国際ブランドをアメックスにするかどうかを検討する、という順番で考えると迷いにくくなります。年会費や特典の違いはランクによるものであり、ブランドの違いによるものではないという点を混同しないようにしましょう。
既存のVisaカードにアメックスを追加する2枚持ちの仕組み
楽天カードは原則1人1枚が基本ですが、異なる国際ブランドであれば2枚目を発行できる仕組みがあります。すでにVisaブランドの楽天カードを持っている場合、2枚目としてアメックスブランドを追加で申し込むことが可能です。一方、1枚目がMastercardやJCBブランドの場合は、この2枚持ちの対象にならず、アメックスを持ちたい場合は別の方法を検討する必要があります。
2枚目の発行であっても、審査は改めて行われます。1枚目の利用実績が良好であれば比較的スムーズに進むとされていますが、支払い遅延などの記録があると通過しない可能性もあります。申し込み自体は楽天カード公式サイトから通常の申し込みと同じ流れで行え、既存の楽天会員IDでログインすれば入力の手間も抑えられます。
2枚持ちを検討する際は、家族カードやETCカードが1枚目・2枚目それぞれで別途申し込みが必要になる点にも注意が必要です。また、キャンペーンの中には2枚目発行を対象にしたものが期間限定で案内されることもありますが、常に実施されているとは限らないため、申し込み前に公式サイトで最新のキャンペーン情報を確認することをおすすめします。
ブランドを切り替えたい場合は解約・新規申込が必要
すでに発行済みの楽天カードについて、国際ブランドだけを後から変更することはできません。今持っているカードをアメックスブランドに切り替えたい場合は、現在のカードを解約したうえで、アメックスブランドを選んで新規に申し込み直す必要があります。
この解約・新規発行の流れには、再審査が必要になる、家族カードやETCカードも一緒に解約され再申し込みが必要になる、カード番号や有効期限が変わり各種支払い先の登録情報を更新する必要がある、といった手間が伴います。単に見た目やブランドを変えたいという理由だけで安易に解約するのではなく、こうした手間も踏まえて判断することをおすすめします。
特に、公共料金やサブスクリプションサービスなど、定期的な支払いを現在のカードに登録している場合、解約によってカード番号が変わると、それらすべての登録を一件ずつ更新し直す必要が出てきます。この作業は思いのほか手間がかかるため、ブランドを変更する前に、どの支払い先を登録しているかを一度洗い出しておくと、切り替え後の対応がスムーズになります。また、Edy機能付きのカードを解約する場合、残高は原則として引き継がれないため、解約前に使い切っておくことも忘れないようにしましょう。
解約の手続きは、会員専用サイトからではなく、電話でのコンタクトセンターへの連絡が必要になる場合が一般的です。本人確認のための情報を求められることもあるため、手元に会員情報を用意したうえで手続きを進めるとスムーズです。解約後はそのカードの利用明細やポイント履歴を確認できなくなることもあるため、必要な情報は事前にしっかりとメモを取って控えておくと安心です。
ポイントは1つの口座にまとめて管理される
楽天カードは国際ブランドが違っても、同じ楽天会員IDに紐づく1つのポイント口座で管理されます。Visaとアメックスの楽天カードを両方持っている場合でも、それぞれの利用分の楽天ポイントは同じ口座にまとめて加算されるため、ブランドをまたいで使い分けてもポイントが分散する心配はありません。
ただし、申し込み時に誤って別の楽天IDで手続きしてしまうと、ポイント口座が分かれてしまい、後からまとめるのは手間がかかります。2枚目を申し込む際は、必ず現在使っている楽天IDでログインした状態で手続きすることが大切です。
ポイントが一元管理される仕組みは、複数枚を使い分けるうえで大きな利点です。例えば、日常の買い物はVisaブランドで済ませつつ、アメックスコネクトの優待が使える場面だけアメックスブランドを使う、といった使い分けをしても、貯まったポイントはすべて同じ口座にまとまるため、ポイントの管理や交換の手間が増えることはありません。楽天市場や楽天トラベルなど、グループサービスでポイントを使う機会が多い方にとっては、この一元管理の仕組み自体が使いやすさにつながっています。
家族カードを発行している場合も、その利用分のポイントは本会員のポイント口座にまとめて加算される仕組みになっています。家族それぞれが個別のポイント口座を持つわけではない点は、家族カードを検討する際にあらかじめ理解しておくとよいでしょう。
楽天カードのアメックスは選ぶべきか|メリット・デメリットと向き不向き
- アメックスコネクトの優待というメリット
- 国内はJCB加盟店で使えるためカバー範囲は広い
- Apple Pay・Google Payに対応していないデメリット
- 海外キャッシングができないデメリット
- 海外事務手数料は2025年からブランド共通になった
- 評判・口コミの読み方と向いている人
アメックスコネクトの優待というメリット
楽天カードのアメックスブランドを選ぶ最大の理由としてよく挙げられるのが、アメリカン・エキスプレス・コネクトの優待を利用できる点です。レストランやホテル、ショッピング、エンタメなど、さまざまなジャンルで割引や特典が案内される仕組みで、対象施設・期間はキャンペーンごとに異なります。
ただし、多くの優待は専用サイトでの事前エントリーが条件になっており、カードを提示するだけでは適用されない場合があります。また、アメリカン・エキスプレス社が直接発行するプロパーカードと比べると、利用できる優待の範囲はやや限定的とされています。優待の内容は時期によって入れ替わるため、利用前に必ず公式サイトの最新情報を確認することが大切です。
優待のジャンルとしては、レストランのコース割引やワンドリンクサービス、ホテルのアーリーチェックイン・レイトチェックアウト、人気イベントのチケット先行販売などが案内されることがあります。旅行や外食の機会が多い方であれば、これらの優待を積極的にチェックすることで、年会費以上の価値を感じられる場面も出てくるでしょう。一方で、優待を使う機会がほとんどない生活スタイルの方にとっては、この特典自体が選ぶ決め手にはなりにくい点も理解しておく必要があります。
優待を活用するコツとしては、外食や旅行の予定が決まった段階で、まずアメックスコネクトの専用サイトを確認する習慣をつけることが挙げられます。予約や決済のタイミングによってはエントリーが間に合わない場合もあるため、予定が固まり次第、早めにチェックしておくと機会を逃しにくくなります。
国内はJCB加盟店で使えるためカバー範囲は広い
アメックスは海外に強い一方、国内の加盟店網はVisaやMastercardに比べて弱いというイメージを持たれがちです。しかし、JCBとの提携により、JCB加盟店の多くでアメックスも利用できるようになっており、コンビニやスーパー、飲食店、大手ECサイトなど、日常的な支払い先の多くをカバーできます。
ただし、すべてのJCB加盟店で100%利用できるとは限らず、決済端末の都合や個別店舗の運用によっては利用できない場合もあります。心配な場合は、事前に「このカードは使えますか」と確認するか、念のため別ブランドのカードや現金を用意しておくと安心です。
具体的には、大手コンビニエンスストア、スーパー、ドラッグストア、全国チェーンの飲食店、大手ECサイト、ホテルや旅行代理店など、日常的によく利用する店舗の多くがJCB加盟店に含まれているため、普段の生活で使えずに困る場面は年々減ってきているといわれています。一方で、地方の個人商店や小規模なオンラインショップなど、決済端末や契約の都合でアメックスがはじかれるケースも残っているため、初めて利用する店舗では念のため事前に確認しておくと安心です。
このJCB経由での利用は、あくまでJCB加盟店の決済インフラを介した仕組みであるため、店頭のレジや決済画面にJCBのマークが表示されているかどうかが一つの目安になります。逆に、VisaやMastercardのマークしかない店舗では、アメックスブランドのカードは利用できないため、支払い方法に迷ったときはレジ周りのブランドマークの有無をまず確認するとよいでしょう。
Apple Pay・Google Payに対応していないデメリット
楽天カードのアメックスブランドは、Apple PayやGoogle Payに対応していません。これは楽天カード側の事情ではなく、アメックスとのシステム連携上の制約によるもので、Visa・Mastercard・JCBブランドの楽天カードとは異なる点です。スマホでのタッチ決済を日常的に使っている方にとっては、この非対応は無視できないデメリットになります。
代替手段としては、楽天ペイやPayPay、au PAY、d払いといった主要なQRコード・バーコード決済サービスへの登録が挙げられます。これらはApple Payとは異なる仕組みで動作するため、アメックスブランドの楽天カードでも問題なく利用でき、スマホ決済中心の生活でも一定程度は対応可能です。
特に楽天ペイは、同じ楽天グループのサービスであるため相性がよく、カード利用分のポイントに加えて楽天ペイ利用分のポイントも別途加算される場面があり、組み合わせ方によっては還元率が上乗せされることもあります。ただし、こうした上乗せの条件やポイント倍率はキャンペーンや時期によって変わるため、常に同じ条件が続くとは限らない点には注意が必要です。QRコード決済に慣れていない方は、最初はカードを直接提示する決済から始めて、少しずつアプリでの支払いに慣れていくとよいでしょう。なお、楽天ペイとの連携やチャージの詳しい仕組みは決済サービス自体を扱う別の話題になるため、この記事ではあくまでブランド選びの観点からの紹介にとどめ、深入りはしません。
海外キャッシングができないデメリット
楽天カードのアメックスブランドは、海外のATMで現地通貨を引き出す海外キャッシング機能に対応していません。VisaやMastercardが利用する国際ATMネットワークにアメックスが参加していないことが理由とされており、楽天カード側の制度としても対象外になっています。
海外旅行や出張で現金の引き出しが必要になる可能性がある場合は、VisaやMastercard、JCBブランドの楽天カードを別に用意しておくか、現地の両替所、海外プリペイドカードなどを組み合わせて対応する必要があります。近年は海外でも非接触型のカード決済が急速に主流になりつつあり、ホテルやレストラン、タクシー配車アプリなど、現金を使わずに済む場面も増えていますが、屋台や小規模な個人商店など、現金でしか支払えない場面が今も残っている国・地域もあるため、渡航先の事情に応じてあらかじめ準備しておくことが大切です。
海外事務手数料は2025年からブランド共通になった
以前は、楽天カードの海外事務手数料はアメックスブランドだけがVisa・Mastercard・JCBより高く設定されているという情報が広く語られていました。しかし、楽天カードは2025年3月1日利用分から海外事務手数料を改定し、Visa・Mastercard・JCB・アメックスの全ブランド共通で3.63%(税込)となっています。
つまり、いま現在では「アメックスだけ手数料が高いから避けるべき」という理由は成り立たなくなっています。一方で、改定前の水準と比べると全ブランドとも手数料自体が上がっているため、海外での利用が多い方は、ブランドの選択とは別に、手数料の低い他社カードとの併用を検討する余地はあります。
手数料の改定は、比較サイトや過去の記事の情報が古いまま残っているケースが多い分野でもあります。「楽天カードはアメックスだけ手数料が高い」という情報を見かけた場合は、その情報がいつの時点のものかを確認し、2025年3月以降の改定を反映しているかどうかをチェックすることをおすすめします。手数料は今後も見直される可能性があるため、実際に海外で利用する前には、必ず楽天カード公式サイトの最新情報を確認する習慣をつけておくと安心です。
海外事務手数料は、為替レートの変動と組み合わさって最終的な請求額に反映されるため、明細を見て「思っていたより高い」と感じることもあります。海外での利用額が大きくなりそうな旅行や出張の前には、あらかじめ手数料の計算方法を理解しておくと、後から明細を見て慌てずに済みます。
評判・口コミの読み方と向いている人
インターネット上には、楽天カードのアメックスブランドについて「優待が便利」「国内では特に困らない」といった肯定的な意見もあれば、「スマホ決済が使えず不便」「海外では使えない場面がある」といった否定的な意見もあります。こうした評判は、投稿者がどのような場面でカードを使っているかによって評価が分かれやすく、口コミの件数や出所が明確でないものを、利用者全体の多数派の意見として扱うことは適切ではありません。
事実として確認できる制約(Apple Pay非対応、海外キャッシング不可)と、個人の使い方による評価(優待をお得に感じるかどうか)を分けて考えると、判断がしやすくなります。具体的には、スマホのタッチ決済を日常的に使いたい方や、海外での現金引き出しを頻繁に必要とする方には不向きな面がある一方、国内中心の生活でJCB加盟店を問題なく使え、アメックスコネクトの優待をこまめにチェックして活用できる方には、選択肢として検討する価値があるといえます。すでにVisaブランドの楽天カードを持っていて、優待だけを追加で楽しみたいという場合は、2枚持ちという形で試してみるのも一つの方法です。
「持っている人はお金持ち」「アメックスを持つと恥ずかしい」といった、カードのブランドだけで人物像を決めつけるような見方は、いずれも根拠のない思い込みにすぎません。楽天カードのアメックスブランドは、あくまで年会費や基本サービスが共通の楽天カードにおける国際ブランドの選択肢の一つであり、選ぶかどうかは、その人の決済スタイルや優待の使い方に見合うかどうかで判断すれば十分です。周囲の目や漠然としたイメージだけに流されず、自分の生活の中で実際にメリットとデメリットのどちらが大きく響くかを基準に、じっくりと落ち着いて考えることをおすすめします。カードは日々使う実用品であり、見栄やイメージのためだけに選ぶものではないという視点を常に持っておくと、後悔の少ない選択につながります。
楽天カードのアメックスブランドを総括するまとめ
- 楽天カードのアメックスブランドは楽天カード株式会社が発行するカードである
- アメリカン・エキスプレス社直接発行のプロパーカードとは別物である
- アメックスを選べるのは一般・PINK・プレミアム・ブラックの4種類である
- 楽天ゴールドカードはアメックスブランドを選べない
- Visaブランドからのみアメックスとの2枚持ちが可能である
- 発行済みカードの国際ブランドだけを後から変更することはできない
- ポイントは楽天会員IDに紐づく1つの口座にまとめて管理される
- アメックスコネクトの優待は事前エントリーが必要な場合が多い
- 国内ではJCB加盟店で幅広く利用できる
- Apple PayとGoogle Payには対応していない
- 海外キャッシングには対応していない
- 海外事務手数料は2025年3月からブランド共通の3.63%である
- アメックスだけ手数料が高いという情報は現在は当てはまらない
- 評判は利用シーンによって分かれるため多数派の事実として扱うべきではない
- 国内中心で優待を活用したい人には選択肢になり得るカードである

