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アメックスで航空券を買うと安いのかという疑問には、先に前提を整理しておく必要があります。
公式の旅行関連ページを読むかぎり、航空券の価格そのものが安くなるという案内はありません。値引きや割引という言葉自体が使われていないためです。
安くなるのは価格ではなく、実質的な負担です。公式が示しているのは、対象の予約で100円につき2ポイント貯まる優待と、貯めたポイントを旅行代金の支払いに充当できる仕組みです。
この2つを使えば結果として支払いは軽くなります。ただし、対象になるカードと予約の方法には条件があります。
この記事では、公式ページの記載だけを使って、何がどれだけ得になるのか、そして対象外になるのはどんなときかを整理します。
◆記事のポイント
- 航空券の価格が安くなるという公式の案内はない
- 対象の予約は事前決済で100円につき2ポイント貯まる
- 貯めたポイントは旅行代金の支払いに充当できる
- 国内航空券は会員専用の別サイトでの予約になる
アメックスの航空券が安いと言われる理由
- アメックスの航空券予約で公式に案内されている優待
- アメックス・トラベル オンラインで貯まるポイント
- アメックスのポイントを航空券の支払いに充当する方法
- アメックスの国内航空券は専用サイトでの予約になる
- アメックスの航空券予約でポイント優待の対象になるカード
- アメックスのポイント還元を実質的な負担として考える方法
アメックスの航空券予約で公式に案内されている優待
まず事実確認から入ります。航空券のご予約の公式ページ、旅行特典の公式ページ、旅行予約サービスの公式ページの3ページを読んでも、航空券が安いという表現や、割引、最安といった言葉は使われていません。
つまり、アメックス経由なら他社より運賃が下がるという説明を公式はしていません。ここを誤解したまま比較すると、期待外れになります。
公式が案内しているのは、ポイントの優待と、ポイントを支払いに充てられる仕組みです。この2つが実質的な負担を下げる手段です。
予約の窓口としては、アメリカン・エキスプレス・トラベル オンラインが用意されています。世界3万都市の国内外の人気ホテルや海外ツアーを、24時間365日オンラインで予約できるサービスと説明されています。
アメックス・トラベル オンラインで貯まるポイント
優待の中身は具体的です。公式には、アメリカン・エキスプレス・トラベル オンラインで対象のホテル、ファイン・ホテル・アンド・リゾート、ザ・ホテル・コレクション、レンタカー、国内航空券をアメックスのカードで事前決済すると、メンバーシップ・リワードのポイントが100円=2ポイント貯まると書かれています。
内訳も明示されています。カード利用100円につき通常1ポイントに、ボーナス1ポイントが加わる形です。
重要な条件は事前決済であることです。公式には、ポイントの加算と利用について、対象のカードで事前決済した場合のみ適用となりますと注記されています。
現地で支払う予約を選ぶと、この優待は付きません。予約の画面で支払い方法を選ぶ段階で結果が変わります。
還元率の考え方については還元率についてまとめた記事もあわせて確認してください。
アメックスのポイントを航空券の支払いに充当する方法
貯めたポイントは、次の旅行の支払いに使えます。公式には、事前にカード決済される商品の支払いは、予約時にメンバーシップ・リワードのポイントを利用できると書かれています。
全額をポイントで払う必要はありません。カード払いとポイントを併用して支払うことも可能ですと明記されています。
使う単位も決まっています。ポイントを支払いに充当する場合、5ポイント単位で交換できるとされています。端数が使いにくいということはありません。
この充当と、先ほどの2ポイント優待を組み合わせると、次の予約の負担が実際に下がります。安くなるという言葉を使うなら、この意味においてです。
アメックスの国内航空券は専用サイトでの予約になる
国内線を予約する場合は、入口が別になります。公式には、国内航空券はアメックスのカード会員専用の国内航空券販売サイトで、アメックスのカードで事前決済した場合に2ポイントの優待が適用されると書かれています。
そのサイトのアドレスは公式ページにも記載されており、外部のエアトリが運営していると案内されています。
サポートの窓口も別です。この専用サイトの問い合わせは株式会社エアトリのサポートデスクが対応すると案内されています。
つまり、国内線と海外線では予約する場所が違います。ここを取り違えると、ポイントの優待を取り逃がします。
アメックスの航空券予約でポイント優待の対象になるカード
すべてのカードで同じ扱いになるわけではありません。公式には、すべてのカードでトラベル オンラインでの旅行予約はできるが、100円あたり2ポイント優待の対象カードは限られると書かれています。
公式に一覧で挙げられているのは次の券種です。
- アメリカン・エキスプレス・カード
- アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード
- アメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード・カード
- プラチナ・カード
- アメリカン・エキスプレス・スカイ・トラベラー・カード
- アメリカン・エキスプレス・スカイ・トラベラー・プレミア・カード
- ANAアメリカン・エキスプレス・カード
- ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード
- ANAアメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード
- アメリカン・エキスプレス・ビジネス・グリーン・カード
- アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード
- アメリカン・エキスプレス・ビジネス・プラチナ・カード
この一覧に入っていない提携カードでは、予約はできても2ポイントの優待は付きません。自分の券種を先に確認してください。
アメックスのポイント還元を実質的な負担として考える方法
どのくらい得になるのかを判断するには、金額に置き換えるのが早道です。100円で2ポイントということは、10万円の予約で2,000ポイントが貯まる計算になります。
このポイントを次の旅行代金に充当すれば、その分だけ支払いが減ります。ポイントの価値は交換先によって変わるため、充当に使う前提で考えるのが分かりやすい方法です。
一方で、運賃そのものが他社より安いかどうかは別問題です。同じ便を別の予約サイトと比べて、価格差がポイント分より大きければ、そちらのほうが総額は安くなります。
つまり、比較するなら価格とポイントを合わせた総額で見てください。ポイントだけを見て判断すると誤ります。
アメックスで航空券が安いと言える場合の注意点
- アメックスの航空券予約でポイントが対象外になるケース
- アメックスの家族カードとANAアメックスの制限
- アメックス・トラベル オンラインは高いのかという疑問
- アメックスの航空券は海外予約にも対応している
- アメックスの航空券に付く旅行傷害保険の確認
- アメックスの空港ラウンジと組み合わせる考え方
- アメックスの航空券予約で問い合わせる窓口
アメックスの航空券予約でポイントが対象外になるケース
見落としやすい条件があります。公式には、支払い方法を現地ホテルで支払うにした場合のファイン・ホテル・アンド・リゾート、ザ・ホテル・コレクション、そして国内航空券はポイント利用の対象外ですと書かれています。
国内航空券が外部サイトでの予約になるため、ポイントを支払いに充てることはできないということです。
混同しやすいので整理します。国内航空券は、2ポイントの優待は付きますが、ポイントを支払いに充当することはできません。
海外の航空券やホテルを事前決済で予約する場合は、両方が使えます。目的によって選び方が変わります。
アメックスの家族カードとANAアメックスの制限
券種と名義によっても扱いが分かれます。公式の注記は明確です。
2ポイントの優待については、家族カードもビジネス・カードも対象ですと書かれています。世帯や会社でまとめて使えます。
一方、ポイントを旅行代金の支払いに充当する仕組みについては、家族カードは対象外と明記されています。
さらに、ANAアメリカン・エキスプレス・カード、ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード、ANAアメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードも充当の対象外とされています。これらはポイントが貯まっても、この画面では使えません。
ANAアメックスを持っている方は、マイルへの移行など別の使い道を前提に考えてください。
アメックス・トラベル オンラインは高いのかという疑問
実際に比較すると、他の予約サイトより高く表示されることがあります。これは仕組みを考えれば不思議ではありません。
公式が提供しているのは価格の優位性ではなく、ポイントの優待と充当だからです。運賃を値引きするという設計ではありません。
したがって、価格を最優先するなら比較サイトを使うのが合理的です。ポイントを貯めたい、あるいは貯まったポイントを使いたいという目的があるときに選ぶサービスと考えてください。
サービスの中身についてはトラベル オンラインのメリットを整理した記事で詳しく解説しています。
アメックスの航空券は海外予約にも対応している
海外の航空券やホテルも同じサイトから予約できます。公式には、世界3万都市の国内外の人気ホテルや海外ツアーを24時間365日予約できると案内されています。
海外分については、事前決済であれば2ポイントの優待とポイント充当の両方が使えます。国内航空券との違いはここにあります。
電話での手配を希望する場合は別の窓口があります。公式には、HIS アメリカン・エキスプレス・トラベル・デスクが海外や国内の旅行の手配を電話で承ると案内されています。
ただし、この窓口は海外パッケージツアーとクルーズの予約のみを承ると注記されています。用件によって窓口が変わります。
アメックスの航空券に付く旅行傷害保険の確認
航空券をアメックスで買う理由として、付帯保険を挙げる方もいます。ここは券種ごとに条件が異なります。
旅行代金をそのカードで支払ったことが条件になる場合と、持っているだけで対象になる場合があります。補償額も券種で変わります。
自分のカードがどちらなのかは、公式のカード付帯の旅行傷害保険のページで確認してください。条件を満たさないまま出発すると、いざというときに使えません。
航空券の支払いに使うカードを決める前に、この点を確認しておくと安心です。
アメックスの空港ラウンジと組み合わせる考え方
航空券の価格だけで比べると見えてこない部分もあります。空港での過ごし方です。
券種によっては、国内の空港ラウンジを利用できます。詳しくは空港ラウンジについての記事を確認してください。
プラチナ・カードなどには、より広い範囲で使える仕組みも用意されています。こちらはプライオリティ・パスについての記事で解説しています。
運賃の数百円の差より、こうした付随する価値のほうが体感の差は大きいこともあります。総合で判断してください。
アメックスの航空券予約で問い合わせる窓口
予約後に変更やキャンセルが必要になった場合、連絡先は予約した経路によって変わります。
国内航空券の専用サイトについては、株式会社エアトリのサポートデスクが対応すると案内されています。年中無休で9時から18時までの受付です。
海外の予約や電話手配については、それぞれの窓口が公式ページに記載されています。予約の控えを手元に用意してから連絡してください。
新幹線の手配を検討している場合はエクスプレス予約についての記事も参考になります。
【まとめ】アメックスで航空券が安いと言える条件
- 公式ページに航空券が安いという表現はない
- 割引や最安といった言葉も使われていない
- 安くなるのは価格ではなく実質的な負担である
- 対象の予約は事前決済で100円=2ポイント貯まる
- 内訳は通常1ポイントとボーナス1ポイントである
- ポイント優待は事前決済の場合のみ適用される
- 貯めたポイントは旅行代金の支払いに充当できる
- カード払いとポイントの併用もできる
- ポイントの充当は5ポイント単位である
- 国内航空券は会員専用の別サイトで予約する
- 国内航空券はポイント利用の対象外である
- 現地ホテルで支払う予約もポイント利用の対象外である
- 2ポイント優待の対象カードは公式に一覧で示されている
- 2ポイント優待は家族カードとビジネス・カードも対象になる
- ポイントの充当は家族カードとANAアメックスが対象外である
- 価格とポイントを合わせた総額で比較する

